最終更新日 2024年5月4日 by dotoch
iosアプリ開発は大きく分けて2つの方法があります。
1つはアップル純正の開発環境を利用すること、もう1つはサードパーティ製の開発環境を利用することです。
どちらもiphoneの機能を使ったアプリが作れますし、アップストアで配信もできます。
アップル純正の開発環境とサードパーティ製の開発環境の一番の違いは対応端末の数です。
サードパーティ製の開発環境の多くがAndroidにも対応しており、開発ツールによってはソースコードの編集なしに対応できる場合も少なくありません。
ではアップル純正の開発環境を選ぶ理由はといえば利用出来る機能、また、iphone、ipadに対応するAPIのきめ細かい対応です。
iphoneやipad向けのアプリと割り切れば開発しやすい環境とAPIが揃っています。
また、デバッガーや各種メモリチェックツールなども用意されていることも大きな利点です。
iosは年に1度大きなバージョンアップが行われますが、その際にAPIも追加修正されることが多く、アップル純正開発環境から実装されていきます。
サードパーティ製のアプリ開発環境はこの点において遅れを取ることになります。
ios向けのアプリ開発においてゲームの開発であればパフォーマンスが重要になります。
アップル純正開発環境ではiphoneやipadのGPUをフルに利用することができますが、サードパーティ製の開発環境の中にはほぼ使えていない場合もあるので要注意です。
特に3Dを多く利用したアプリについてはライブラリのできの良さが大きくゲームに影響を及ぼします。
そのため、Android用も同時開発する場合でも個別にライブラリを用意する場合が多く、開発工程としてそれほど短縮できないケースも多いようです。
また、iosにはBluetoothなど年々新ハードウエアが搭載されてきていますが、それらに対応するのも純正環境が早く、また、サンプルも用意されるのでハードウエアによったアプリ開発では純正環境が重要と言われています。
ios用のアプリ開発について知っておきたいこと
ios用のアプリ開発を行うにはまずMac OSとXcodeが必要です。
Mac OSは基本Apple社のMacintoshのPCに搭載されたOSですのでMacintoshも持つ必要があります。
Macは可能な限りハイスペックなものであることことをおすすめします。
低スペックPCでは安定した開発作業が難しいです。
開発環境としてXcodeと呼ばれるソフトウェア開発環境をMacintoshのPCにインストールすることも必要です。
XcodeはAppleのサイトから無料で入手することができます。
これで開発する環境は整います。
実際にXcode上ではObjectCまたはSwiftと呼ばれる言語を使用してコーディングをおこないます。
これにはある程度の基本のプログラミング知識が必要になります。
アプリの開発を行うためには環境を整えるだけでなく開発の知識を事前に学ぶことも必須になります。
すでにプログラミングの知識をお持ちであればXcodeは比較的使いやすい開発環境ですので簡単なミニゲーム等はすぐに作製することが可能です。
複雑な機能持つアプリや美麗なグラフィックのゲーム等になると他のツールが必要になってきますし作業工数もかなりの規模になり個人で開発するには難易度は高くなります。
しかしiPhoneの機能をコントロールするライブラリが揃っているので知識と時間と面白いアイディアがあれば売れるアプリを作製することも可能です。
またApple Developer Program(有料)に登録を行わなければアプリ開発中に実際にiPhoneに製作中のアプリをインストールしてアプリの挙動を確認することができませんので注意が必要です。
Xcodeにはエミュレーターも付いてはいますが実機での動作の確認とは比べ物にならないです。
年間1万円強ですがアプリを販売するためにはこのプログラムに登録していることが前提条件なので登録しておくことをおすすめします。
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最終更新日:2017年5月16日